ENDO

マップ・トゥ・ザ・スターズのENDOのレビュー・感想・評価

3.5
終始、胸くそ悪い映画です。ハリウッドの裏側の話なんですが、出てくる登場人物たちの悪意に、やられます。
ある日、街に1人の少女がやってきます。
彼女は、ハリウッドで何とか仕事を得たいのです。そこで有名女優の秘書として雇われることになります。(ブログで知り合ったキャリー・フィッシャー経由)
ジュリアン・ムーアの、年増の女優は、他人の不幸(ライバル女優の息子の死)で役を得たにも関わらず、露骨に喜びます。
この物語は禁じられた行為でできた家族が、何とか取り繕いながら成功を手にしている。しかし、少しの齟齬で滅びてしまうような物語です。因果応報ではあります。ゴアは、控えめですが、人間の心理を抉るのは相変わらずクローネンバーグです。
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