マップ・トゥ・ザ・スターズの作品情報・感想・評価

「マップ・トゥ・ザ・スターズ」に投稿された感想・評価

Moeka

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3.5
クローネンバーグの映画で死はだいたいがバッドエンドではなくハッピーエンドである。戦慄の絆は悲劇的だが。ハリウッドの心の闇を超無慈悲に毒っ気たっぷりの脚本で描くのだが、彼の作品に共通する元から異端として生まれてきたものの疎外感や孤独、この世からの別れと彼らだけの世界への旅立ちというテーマがちゃんと含まれていてさすが健全な変態の中の変態。エリュアールの詩が呪文の様に使用されていて面白かった。それにしてもアン・ハサウェイの出し方にクローネンバーグ先輩のイヤーな笑顔を感じたわ〜。ジュリアン・ムーア様は圧巻の一言、1番汚いところを堂々と披露する彼女は素晴らしい役者さんです

砂の上、雪の上におまえの名を書く 石、血、紙、灰におまえの名を書く この詩の最後は そして一つ言葉の力をかり ぼくはもう一度人生を始める ぼくは生まれた おまえを知るために、おまえに名付けるために 自由と となっている。
暗くて重いハリウッドの裏側。
姉弟のラストがすごく印象に残ってる。
Yukimin

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2.8
うーん、何が言いたいのかよく分からない作品でした。ハリウッドってこんなだよって言いたいのかな?
のりこ

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3.8
ミア・ワシコウスカの正しい使い方。
弟役の方の肩が気になって気になって。
トイレに座るジュリアン・ムーア。嫌いじゃない。

好みが分かれると思うけど、わたしはこーゆー作品が大好きだ。
MOMO

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1.5
スターの実名がぴょんぴょん飛び交う
ところは何だかドキっとした。
登場人物みんなクソちゃんすぎて
後味どころかずっと嫌な感じだった 🥀
MBac

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4.5

「キャリーが言うの、貴方の事を運命の相手だと。貴方は美人。それに貴方の内面はとても似ている。 ハバナ・ゼクランに。」こんなに愉快で痛快な映画もない。自己の栄光に溺れた馬鹿が、生理を嘲笑った直後、自ら望む"栄光"を持ってして頭から血を流す羽目になるとは。煌びやかな夢の地ハリウッドの本質には人間らしい人間が作り出す愉快で、奇怪で、暗黒的な現実がある。と、小馬鹿にしているうちにのまれる。のまれたことにも気づかないまま。
あれーん。これも大好きー。LAをBGM音量1で描きましょう。幻想と汚い現実と神話みたいなのが混じって、ネルネルネールみたいで、いつも不穏で、この雰囲気がさいくー!もう一度みたい!ワシコ好き
koocky

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3.3
アルトマンの「ザ・プレイヤー」やリンチの「マルホランドドライブ」をクローネンバーグが作るとこうなるのかって感じ。

ハリウッドの内幕や狂気を描くとこうなるわな。普通じゃやっていけない世界。

この映画、美味しいとこは全部ジュリアン・ムーアが持って行っちゃってます。

ラストはハッピーエンドだと思います。
mtmt

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3.5
デヴィッド・クローネンバーグ監督作品としては珍しい家族劇。LAを舞台にある忌まわしい秘密を持つ夫婦と、2人の子供たちのグロテスクな転落が描かれている。表面的な軽さと深層の重たさを両立させたインパクトのある作品。姉弟2人のラストシーンは心に染みた。監督がなぜこの題材を選んだ理由が分かった気がした。

このレビューはネタバレを含みます

伝説的カルト女優の母親がかつて演じた役を獲得することに固執する女優と、両親(実は兄妹)の結婚を再現しようとする姉と弟。


焼死した母親から性的虐待を受けていた女優と、弟との婚姻関係に囚われ家に火を放った過去を持つ火傷跡のある姉、母親の幽霊をみる女優と、売名行為のために見舞ってたファンの少女の幽霊をみるヤク中の弟、それぞれの人物の配置を反転させてみると、映画が求める家族像と、ハリウッドスターに求められるゴシップの齟齬によって崩壊していく俳優たちの物語であることが分かるはずだ。


だから、最後に女優が殺されるのはとても示唆的。


演じることで「出自」を確定させようとする欲望もまた、幻想にすぎない。
ゴシップの再演によって破綻していく道しか彼らには残されていなかったのだから。


大量の薬を飲んだあと両親の結婚指輪を交換しあう姉弟も、やはり破綻している家族関係への隔絶を思わせる。


これはクローネンバーグ流の、すこし笑えてすこし怖い、皮肉な「ハリウッドムービー」なのだ。
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