このレビューはネタバレを含みます
今までの人生で観てきた映画の中でもかなり良かった!
アントワーヌ・オリヴィエ・ピロンくん、ファンになりました。
母の愛。自分と葛藤するスティーヴ。
カラオケのシーンでスティーヴの思いが痛いほど伝わってきました。
母のダイアンの思いも胸に突き刺さります。
私は双極性障害を持っているので、スティーヴの思いが凄く理解できるところがありました。
画面の仕掛けも面白かったです。
広がっていくのは分かるのに、狭まっていくときはなかなか気づけないんですね。
アハ体験の映像のやつみたい。
あれ?っと思ってハッとする。
グザヴィエ・ドラン監督とは年齢が近い私ですが、使っている音楽にもまた年代を感じました。
DidoのWhite Flagなんて懐かしい。
その他オアシスやベックなんかも良いですね。
色彩も鮮やかで美しかったし、この映画本当に最高でした。
終わり方も良かったです。