とにかくこの少年ですよ。この子の瞳が物凄い説得力なんですよね。
オープニングから夢であってほしいと思うような映像でして、それがチェチェンの現実、世界のあちこちで繰り広げられている悲劇であることに、愕然としてしまう。
自分がこういった問題に目を背けてはいないか、あまりに無関心ではないかと愕然としました。
ロシア軍による侵攻で孤児となった少年を主軸にして、EU人権委員会の一員として活動する女性、平凡な生活からロシア兵となり残虐性へ転落していく青年と、多層的に人間的に描かれてます。
少年のダンスシーンはなんと言っていいのか‥‥複雑な想いが溢れるとてもいいシーンですね〜。