創作せずには生きられぬ者たちの痛みに触れたホーリー・モーターズから9年経って、待ってましたのカラックス作品。まさかのミュージカル。
みんなが絶賛するミュージカル映画に乗れなかった経験を想起し一瞬怯んだが、それでもアダム・ドライバー拝めればOKと劇場へ。
えーーーー!!!!!最高ですけど!!!!!
入れ子構造告げるオープニングの多幸感から誘われるダークファンタジー。ロックオペラ、パペット、書き割りのような背景。それは虚構なしには生きられぬ私たちへの人生讃歌であり、カラックスと娘との個人的記録でもあり。
スポットライトが明るくなるほど暗く伸びる影。それでもショービズに生きていく。
エンドロールは最後まで見て!かかわった人の名前眺めて帰って下さいね!