「僕らの問題が全て解決するような、いい言葉をかけたかったのに忘れてしまった」
「残念ね」
子供を失い、うまくいかなくなった夫婦の物語を夫と妻それぞれの視点から描いた作品の夫側の視点。妻エリナー編を観てから夫コナー編を鑑賞。
エリナー編の、彼女の不安定な心境にひたすら揺さぶられるような、周りも巻き込むほどの激しい悲しみとはまた違った、コナーにはコナーの悲しみ方があって。
静かに平穏を取り戻し、妻と前を進んでいこうとするコナー。一見、ドライに見えるかもしれないけれど、気持ちを強く保とうと努力する彼の心の内ももちろん妻と子供への愛情で溢れていて。
どちらから観ても大丈夫だと思うけれど、両方を観てやっと答え合わせできた感じ。
使用楽曲がとても好みで良かったです。
