｢生｣そして｢愛｣とは何か、人間の本質を深く突いてくる名作
初のナショナル・シアター・ライブ
直前まで悩みましたが、今回はベネが博士を演じる方を鑑賞しました
次の機会があれば絶対ベネ怪物版も見たいです
活字や映画でなく舞台だからこそダイレクトに刺さるものがあって、役者さんたちの演技のぶつかり合いが凄い… 生で見たかった…
私の語彙力では伝えきれなくてとても悔しいのですが、舞台ならではの演出の数々がとても美しくて…
限られたスペースの中で照明や舞台装置を駆使して、どこを切り取っても人の目を惹くものを生み出す
一等級の芸術品、人だから創り出せる美の形
神になろうとした人間、そして彼によって創られた怪物
人間でありながら何か本質的に欠如していた博士と、醜くも初めは無垢な存在だった彼の創造物
対照的な存在のようで、この2人の登場人物は表裏一体であり、実は互いに欠けたものを補い合う存在だというかなり特異で歪んだ関係
人間の本質とはどこにあるのか、深く揺さぶられる
2024.01.06 @TOHOシネマズ日本橋
ベネのクリーチャー版を鑑賞
生まれたてのクリーチャーの動きの覚束無さから、フランケンシュタインにぶつけていく激しい感情の発露まで、怪物ベネも熱量が凄くて圧巻でした
どっちのバージョンも素晴らしくて大満足
