ちびねこ

ブラインドのちびねこのネタバレレビュー・内容・結末

ブラインド(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

中国版、日本版鑑賞済み。
先に書きますが、日本版と違って盲導犬が死にます。
なので無理な方は観ないで下さい。

韓国映画でリピートもので無いのは久し振りなんだけど、日本の「見えない目撃者」のオリジナルだと知って鑑賞。
出演者がキム・ハヌル、ユ・スンホ、パク・ボゴム、で観る気満々だったけど、刑事役になんとチョ・ヒボン!
主役をするような俳優さんでは無いからか、結構あっちこっちで見掛けます。
で、だいたいが変な役(笑)
今回は心優しい面白い刑事の役でした。

日本版との違いは、オリジナル版は本当の姉弟では無い。
スア(キム・ハヌル)は犯人の車をタクシーと間違えて乗ってしまい、顔を見られたと思った犯人から追われる事になる。
捜査する刑事が何故かチョ刑事(チョ・ヒボン)ひとり。
盲導犬が死ぬ。
犯人の動機が不十分。
1年後にスアが警察学校に復学する。
あと、所々ありますが、ざっとこんな感じです。

リメイクだから違いはあっても不思議では無いんだけど、唯一、おかしくない?って思った事が。
スアが犬(スルギ)に命令する時に、一度も「GO!」と言わない!…言わなかったと思う。
さすがにおかしい。
だって盲導犬やーーーん!
言ったと確認された方はひとことコメ下さい。
最近、物忘れが激しくて…。

犯人が不死身なのは韓国あるあるでどの映画も同じだけど、それに負けないスアともう1人の目撃者ギソプ(ユ・スンホ)もなかなか凄かったです。
ギソプ、腹を思いっ切り刺されてもスアを助けようと頑張ります。
そんな身体で動いたら即、腹膜炎になって死にますって。
目の見えないスア、そこらへんに落ちてる?置いてある?ブロックを振り回します。
持ち上げる前につまづくよーーー!
上にあったかな?(笑)

これで映画デビューしたパク・ボゴムだけど、出番は冒頭だけでした。
中国版みたいに最後の方で姉弟の回想シーンがあるかと期待してたんだけど無かったです。

この作品がオリジナルなんだからやっぱりこれはこれで良かったけど、私は日本版が好きですね。
機会があれば、オリジナル版、中国版、日本版と全部観たら面白いかもです。

目が見えないのに目撃者になるという、なかなか斬新なシナリオだったので、スコアは少し高めです。
ちびねこ

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