昔のTVドラマの『西遊記』を観ていた世代なので、孫悟空・沙悟浄・猪八戒・三蔵法師はヒーローだったのに…。
でもよく考えたら、皆妖怪なんだし、確かに元は極悪だったかもしれない…。そのアイデアを映画にしたチャウ・シンチーは偉いな〜と思いました。
白眉はオープニングの沙悟浄にあたる恐ろしい魚の妖怪のシーンです。お笑いあり、サスペンスあり、容赦ない残酷描写、これらがしっかりしたプロットで描かれているので、この映画の強烈な掴みになっていて素晴らしかったです。
それにしても、孫悟空の最強極悪っぷりといったら…
だからあの頭の輪っかが付いている理由に説得力があって良かったです。
香港映画らしく、不必要なシーンもたくさんありますが、それも全て愛らしく見られました。
