おぶさん

ソウォン 願いのおぶさんのレビュー・感想・評価

ソウォン 願い(2013年製作の映画)
3.5
韓国で2008年に
8歳の女子児童が
男に誘拐・性暴を受け
肛門や腸等を失った
強姦致傷事件を映画化

実際に行われた暴行は
ここに上げるのもはばかられる
人間の行いと言い難い内容

そんな暴行を受けても
「悪い人を捕まえる」その一心で
病院のベッドの上で警察の取調を
受けるソンウォン

健気で涙が止まらなかった…

まだ8歳の女の子
汚したパジャマを父が
脱がそうとした時に
暴行された事を思い出し
必死に抵抗する
呆然とする父…

そこから、父とはいえ
男性が近くに寄る事を
嫌がるようになる
(当たり前だよね
  父やソンウォンの気持ちを想うと
         ここでも涙…😢)

ソンウォンが立ち直れるよう
父や母、友人達が
「自分達に何が出来るか」
必死に考え、行動を起こす
その過程も、涙なくしては
見られません…😭

加害者は前科17犯かつ強姦致傷罪の
前歴があるのにもかかわらず
泥酔状態だったとして減軽による
情状酌量で懲役12年の判決が確定
…なんて判決だ

ソンウォンの父が言った
「これが自分の娘だったらどうする?」
…きっと父は復讐も考えたんだろうな

退院した後、ソンウォンの登下校に
寄り添う同級生の男の子
「ソンウォンを守ってあげられなかった…」と泣きじゃくる姿を見ていると
彼もまた、凄く傷付いている事が
よく分かり、そんな彼がソンウォンを
守ってくれている事が嬉しかった

実話というのが
何とも気持ちが救われないが
現在も、たくさんの人達に支えられ
元気に生活している事を祈ります。
おぶさん

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