人間ドラマがメインな社会派ゾンビ映画。
全力で襲い掛かってくるようなゾンビは一体も登場しないので、派手なゾンビ映画を求める方には向かないですね。
1980年頃に起きたゾンビハザードで多くの人がウィルスに感染したものの、ゾンビ化を抑えるワクチンで多くの命が救われたが、生き延びた人たちは“Returned”と呼ばれ毎日ワクチンを接種しなければならなかった。
しかしワクチンの精製がとある理由から困難となり世間ではその不安からReturned反対派が暴動や襲撃事件を起こしはじめ…
もし大切な人がReturnedになってしまったらどうするー?
親友に“実はReturnedなんだ”と打ち明けられたらー?
Returnedの人が近所にいたら普通に接することができますかー?
そんな偏見や差別、倫理観を問われるような結構重めなお話で見ごたえは十分。
そして久々に“これはキツイ!”と思えるバッドエンドぶりが良かった☆
まるで『ミスト』を初めて見た時のような衝撃的でやるせないラスト。
失意のヒロインが絶望の先に起こそうとするアクションに誰もが同調せずにいられなくなるはず!でも切ないね!
続編作らないのかな〜(´Д` )