※超長文ですm(_ _)m。
初のフィリピン映画です☆
男勝りな女の子が同僚のゲイの男の子に恋しちゃうお話。
エステラはコールセンターでパソコンの機器を営業で売る仕事をしている。
仕事面白く無いし、ウンザリ…辞めたいな…。って思っていたのだけれど、ある日トレヴァーがエステラの仕事の監督係に…。
トレヴァーは可愛いカッコいい!!
髪の毛結んでいる時よりもおろしている時のほうがカッコ良いかも。
「僕の長所は顔だけしか無い…」ってションボリ言うけど、嫌味な感じが全くしないのー!
エステラとトレヴァーは親友みたいに気が合い…やがてエステラはトレヴァーに惹かれてゆくのだけれどトレヴァーはゲイゆえ…。
トレヴァーがいるから転職は考え直そうかな…ってエステラは思ったり。
スマホ(PC)のメッセージ画面が劇中に出て来るのも面白い☆
エステラとトレヴァーの会話もとても好きでした☆
いつもパンクっぽい服を着てるエステラに対して、「もっと女の子っぽい格好をすれば良いのに…」ってトレヴァーは言うのだけれど、
「このままの私を好きになってくれる人が良いから。」
ってエステラは答える。
良くレズビアンに間違われるエステラだけれどストレート。
『私はピンクでもブルーでも無い。ラベンダーってとこかな…。』
って言うセリフも良かったな☆
二人で食事はもちろんのこと、美容院に行ったり、ネイルしに行ったり、靴を買いに行ったり。
特に!!タクシーの中でエステラとトレヴァーがお菓子の生クリームを顔に付け合うシーンが私的にはかなりお気に入り♪
そして、エステラがトレヴァーの肩に頭をもたげたり…。
トレヴァーが"カレシ"と別れたというメッセージを送って来て、顔を両手で覆って喜ぶエステラ…。可愛い…分かる…その仕草…凄い分かる。
でも、新しい好きな人が出来た…と言われて…。
とうしても叶わぬ恋なら、自分から相手を遠ざけるしか無いよねー(T_T)。悲しい…。
エステラは元カレに「I like you」って言れるのだけれど、この「I like you」がまたビミョーなニュアンス(>_<)!!
「好きだよ」って、日本の「好き」とはまた違う…。
エステラは本当はシンガーや絵や芸術の道に進みたいけれど、現実的に考えると、そう簡単には行かないよね…。
と、ストーリーばかり書いて来ましたが、この映画は色彩が鮮やかで、フィルムとしても楽しめました☆
エステラの真っ赤な髪の毛の色が映像の中で映えてるの。
オフィスのブルーのパーテーションとエステラの赤い髪の毛の色とかね…。
でも…もうちょっとマニラの街並みが見たかったかな?
少なく無いけれど、もっと街並みが見たーい!!ってなりました☆
みずみずしくて、切なくて…オバサン泣けちゃう…(T_T)。そんな映画でした。
ラストがね…特に切なかった…。
エステラ役のイェング・カーンスタンティーノが、んっもう歌手のYUIにソックリで!!
作中で彼女はギターを弾きながら歌声を披露していたけれど、本当に声も似てたなー。
曲の歌詞が切なかった…でもとても素敵な曲でした…。
映画の中で流れる曲も、ラストクレジットで流れる曲も良かった。
にしてもフィリピンはLGBTには優しくて理解のある国だなーぁ。
会社のチームリーダーもゲイであることを大っぴらにしてるし。トレヴァーもそうだし。
だからって、周りのみんなは普通に接しているし。
日本なんか、そんなのまだまだ、ぜーんぜんだし…。
長くなりました。
ここまで読んでくださりありがとうございますm(_ _)m。