ちょび吉

味園ユニバースのちょび吉のレビュー・感想・評価

味園ユニバース(2015年製作の映画)
3.0
〜なんとなくなあらすじ~


ある夏祭りで行われていたライブ会場にいきなり乱入してきた男(渋谷すばる)は、アカペラで「古い日記」を歌いだし、圧倒的な歌唱力で観客の度肝を抜く😱

そのままその場で倒れこんだ記憶喪失の男は、ライブで演奏していた「赤犬」というグループのマネージャー・カスミ(二階堂ふみ)にポチ男と名付けられ、認知症の祖父と暮らすカスミの家で生活を始める🏡

2年前に父親を亡くしてから時間が止まってしまったカスミの唯一の拠り所であるバンド「赤犬」のメンバーたちと過ごす中で断片的に記憶を取り戻していくポチ男…

そんなポチ男の歌唱力を見込んで「赤犬」のボーカルを抜擢するカスミの生活もどんどん色を取り戻していくんだけど・・・

渋谷すばるくんの歌の上手さにびっくりこいた作品です!!!

こんな上手い人おったん??ってくらいめちゃくちゃ歌上手い🎉

最初の
あの頃は~←和田アキ子さんのあの歌です!
って歌い出した時の渋谷すばるくんの声の張りっぷりで一気に引き込まれた💨

映画としては正直いまいちだったけど・・・

大阪の良い味というか良い雰囲気は出てた作品だけど、お話自体が中途半端だったかな?という印象😓

殴られて記憶喪失になったポチ男は、二階堂ふみちゃん率いる「赤犬」のおっちゃんたちと歌を通してどんどん活動に参加し始める流れは楽しめたけど、過去の事がさっぱりわからないし今後も結局どうなんの??って終わり方なので後味が…う~ん…😰

ただ記憶喪失で右も左もわからない迷子の子供のような表情の渋谷すばるくんが記憶を取り戻してから歌う時の何ともいえない笑顔、二階堂ふみちゃんと赤犬メンバーとの掛け合いや独特の間は本当に素晴らしかった👏🏻

歌うことしか出来ない男と、止まってしまった時間がやっと動き出した女のささやかなお話として受け止めればこれはこれで良いのかなぁ~と😌
大阪の情景や懐かしい下町雰囲気は凄く出ていたので・・・

どんな映画でも「つまらなく作ってやろう!」なんて監督さんもスタッフさんもいないと思う🎬
特にメイキングとか見れば凄い人数の方が動いて1シーン1シーン撮ってらっしゃるのがわかるから、それだけ自分の頭に思い描いた映像を実際の作品に投影すると言うのは至難の業なんだと思う。

細部までは正直分かりづらい作品だったけど、二階堂ふみちゃんと赤犬のメンバーの方がライブに向けて進んでいく過程やライブシーンは最高の見所だと思う👍🏻
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