不二子

はじまりのうたの不二子のレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
3.8
音楽の持つ楽しさや力をナチュラルに、かつ力強く表してる作品。


勧めてもらって鑑賞したが、好みだった。

元から音楽は好きだし、嫌いな人は少ないのかもしれないけれど、より一層音楽の良さを知れた。

声はもちろん、楽器はその人にしかできない弾き方や叩き方があって、音色は似せられたとしても、どこか違う。音楽は一種の自分の表現。それを認めて貰えるって言うのは自己を認めてくれたことと同じで嬉しいし、他の人とセッションして尚且つそれをいいと言ってくれる人がいるというのはこれ以上のことは無い。

こんな感じで音楽が楽しめるって言うのは羨ましい。

街中でデモを撮る姿も楽しそうでよかった。あれが本来の音楽の姿だと思う。

あとはスプリッターで音楽を聴きながらお散歩したい。あれは憧れる。

これでどうだ、すごいだろう、と魅せつけるようなことがないから華が無いと言ったら無いのかもしれないが、だからこそ素朴に、素直に、音楽の良さが出ているのだと思う。
不二子

不二子