このレビューはネタバレを含みます
破壊担当のマーティン・リッグス(メル・ギブソン)と混乱担当のロジャー・マータフ(ダニー・グローヴァー)の凸凹コンビが送る【リーサル・ウェポン】シリーズ第三弾は、ビル爆破に始まり、ビル爆破に終わる。脳細胞も破壊して何も残さない潔い一本。
コメディ化とマンネリ化が加速し、これといったみどころのない作品だと思っていましたが、正当防衛ながら息子の友達を殺してしまい酒浸りになったマータフにリッグスが喝を入れるシーンはなんだかんだで胸熱だし、海に落ちたリッグスが手を差し伸べたマータフを海に引きずり込むシーンはコントみたいでニヤっとさせられました。
更に、メル・ギブソンとレネ・ルッソの傷の見せ合いっこからセックスの流れは、【ジョーズ】のリチャード・ドレイファスとロバート・ショウの傷の見せ合いっこへのオマージュなので要チェック。童貞たちよ、傷の見せ合いっこをすればセックスができるのですよ。
とりあえず、私が一番気になったのは、前作と前々作に登場したリッグスの愛犬サムの行方。新しい犬を飼うのは問題ないけれど、サムはどこにいっちゃったんだよ。
マータフの家の被害…シロアリによってボロボロ、 死者0名。平和。