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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛のamのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

その辺のTL小説にありそうなお話を全力で美しい映像に仕上げました、みたいな映画。

デハーンが貧乏画家という役柄なので、あのタイタニックのトキメキ再び…?!と期待していたけど、そもそもなぜヒロインと惹かれあったのかも大して描かれないまま恋愛関係に発展し、なんやかんやであっさり関係が崩壊し…という感じで全く感情移入できない。
メイドの恋人の魚屋が受けた仕打ちが不憫すぎて、そっちの方がよっぽど感情移入できた。恋人に会いに行く為に勝手にメイドの外套をくすねて街に繰り出したヒロイン、全部お前のせいやぞ、わかっとんのか、お前のせいで魚屋の兄ちゃんは手にした大金も、目前だった恋人との結婚も何もかもオジャンになってわけわからん軍隊に1年も駆り出されるハメになったんやぞ、お前の、場当たり的で、向こう見ずな恋に振り回されて、なんの罪もない男女の幸せな結婚が破壊されるとこだったんやぞ、わかっとんのか!!悲劇のヒロイン面してんじゃねーぞ!!!

という感じでヒロインのやる事なす事に怒りが湧いてしまい絵的な美しさは二の次になってしまった感がある。
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