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滝を見にいくのdarumaのレビュー・感想・評価

滝を見にいく(2014年製作の映画)
4.2
めちゃめちゃ好き…!スターキャスト出てこなくてこんなに面白い映画、ひさびさに観た。太極拳のあたりからちょっと洋画風味を感じたのだけれど、沖田監督お好きなのかな…?ぱっと見は物凄く純日本的な作品なのだけれど、雰囲気というか、風味が。そしてほんと人間を描くのがうまい。おばさんたちの話なのだけれど、なんとなく、おらおらでひとりいぐもに繋がるものを感じた。

冒頭バスのシーンから映し出される乗客を見て、これ絶対何か起こるやつ…!とわくわく。ブルーベリーが目にいいのも健康ネタじゃない!?遭難心配してるけどあの人がお弁当全部持ってるよ!…とツッコミから始まるのはお約束(笑)

出てくる人物は限られていて、ワンシチュエーションコメディの部類に入ると思うのだけれど、本作もまさに人生が詰まっています。背景が深く描かれる人と断片的にしか出てこない人がいるんですが、煙草を貰うシーンが秀逸すぎて!彼女の生きてきた環境をあれ1つで感じ取ることができた。あとジュンジュン、皆不安になってる中、ひとりニヤッと笑ってなかった?(笑)あの表情で普段の日常が手にとるようにわかった…心躍るよね!

あと、7という数字は鉄板!

コミュニティって大切だと思っていて。
私は普段、あまり人との関わりがない暮らしをしているのだけれど、子どもを通じてできたママさん同士の集まりを思い出した。なんていうか…その時だけなんだけど、でも、自分の中では一生記憶に残る友だち、みたいな? 変なあだ名もつけられたことあって(笑)、だからクワマンがめっちゃわかると思った!なにげに嬉しいんだよ^^

人は年を取ればとるほど、自由になっていくなぁ…
ほんとこれからの人生が楽しみになるよ。
そんな風に思わせてくれる、沖田監督の描く世界が大好きです。

余談。ルリビタキ…!
まさかここで聞けるとは。
また天音くんを思い出してしまった^^
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