最初はお互いのすることが気に食わなかったり
不満だったりするおばちゃんたち。
ああ、いるいる、こういう人っているわ。
よく知らない人同士の集団に入った時の女同士の
かけひきっていうか間のとり方っていうんでしょうか
ちょっと身に覚えがあるこの感じ。
この人とは気が合いそうだけどこいつは苦手や、とかね。
しぐさとか返事の仕方とかがものすごく見たことある感が
してもぞもぞしたわ。
全く接点のない人生を送ってきたであろう
７人のおばちゃんたち。
普通のときなら友達になんてきっとならなかっただろう人達。
でも今は普通じゃない。
山の中でサバイバル。
おばちゃんの適応能力をなめてはいけない
７人のおばちゃんたちそれぞれにあたりまえだけれど
それぞれの人生があるのよ。
決して楽しい事ばかりではなかった人生。
楽しさの隣の寂しさ。
知らなかったはずの自分じゃない誰かの人生を
ちょとだけ分かち合ったり、応援したり。
大げさではない程よい距離感がよかった。
心配なことは次々出てくるのに
大丈夫
なんとかなるわよっていう
根拠のない自信
そうよ、人生は人それぞれいろいろあるし
タイヘンなこともあるけど どうにかなるものなのよ。
その時はその時よ、って楽天的で無責任な感じ
おばちゃんあるある（笑）
図々しいよね
でも、しなやか。
イケメンも出てこないし、サイコパスも殺人もおこらない。
ストーリーは単調だし
たいした事件が起こるわけでもない。
なのに何故にこんなに愛おしくなるのか。
可笑しいのに、じんわりくる。
滝を見に行くおばちゃんたちにオペラがシュール。
なんと言っても
４０超えたら女はみんな
同い年じゃ、ぼけぇぇぇぇぇぇー
は名セリフだと思う（笑）
