メグ

陽だまりハウスでマラソンをのメグのレビュー・感想・評価

3.2
何をやったって年寄り扱い、つうか子ども扱い?みたいな
施設の中でここが終の棲家、大人しく人生の最後を
過ごしていこう、っていうムード満々

そんな時にね昔の英雄が再び輝こうとするわけですよ。
戦争に負けて何もかもなくしたドイツ国民の心の中に
オリンピックのパウルは希望を抱かせた存在だったのです。
(実話みたいだけどフィクションです)

一人娘のビルギットは仕事が忙しいし、彼氏とも分かれて
母親とは仲良さそうだけれど父親のパウルとはいつも
喧嘩が絶えない様子。
ていうか、娘と親、きっちりしてるのね。
日本だったら気が合わない親であってもズルズルと
一緒に暮らしてお互いにストレスが溜まってということも
ありそうだけれど、そこはそれ、
ライベートを大事にするお国柄
自分の生活を犠牲にはしないのね。

人生の最終章、何をして何をしないか
パウルおじいちゃんはベルリン・マラソンを
完走することを目標に走り込むのです。

いくつになっても
何か目標がないと生きて行くのは辛い
自分の人生は最後まで
自分で決定していく。

マラソンって何故にこんなに感動するんだろう
ただ走ってるだけなのに
それを観ているだけなのに。
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