2020年 28本目
「出口の見えないトンネル」
少なくとも、当時ユダヤ人はこう思い、最後までそう耽けたはず。
アンネフランクの生涯を知り得るには十分な映画。序盤の楽しそうなアンネの表情も終わってみればまるで空想の様。
ユダヤ人がいて、彼らを匿う者がいて。
しかし、必ずしも良心が邪心に勝るわけではない。特にこの時代では尚更。
見つかれば匿った者まで殺される。
それを知った上で一体どれだけの人がユダヤ人に手を貸せるか。
後世に語り継がれたアンネの他にも、夥しい数の犠牲者がいることは知らなければいけない。