しゆ

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のしゆのレビュー・感想・評価

3.6
ノーカット風の長回し映画。先に観た1917も同様でリアルさや臨場感は確かにあるけど、観客の想像の先をいくインサートや画角が映画の特長の一つだと思ってるのでその勢いのまま2時間の上映は息つく暇がなくて疲れてくる。とはいえマイケル・キートンはじめキャスト陣の演技が巧みで、ブロードウェイという題材もあってどこが演技でどこからプライベートなのか見分けがつかないほどの没入感だった。
実際マイケル・キートンはバットマン以降これといった当たり作品がなかった(個人的にはそういう印象)ので、登場人物のリーガンと境遇が近くて自分と重ね合わせながら演じたのかなぁとか妄想してました。ラストのリーガンを映さないのが粋。
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