たき

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のたきのレビュー・感想・評価

3.5
「バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を観る。

これは、また難しい。
観るひとによって解釈が変わるお話。
大好物ではあるのですが。

理想の自分と現実の自分。
戻りたくても戻れないかつての栄光。

元妻への懺悔と、弾を装填(あきらかに舞台装置などではない)した時点で、思いました。

ああ、やはり負けるのか。

現実に理想が殺されるパターンですよね。
いいですよ。嫌いじゃないですよ。
その後はどうするんでしょう。反面教師パターンか、普通に現実を見ろなお説教パターンか。
どっちでもよいですよ。
ぜんぜん嫌いじゃないですよ。
むしろ大好物ですよ。
いつでもウェルカムですよ。
さあこい。
いつでもこいと、全方位迎撃体制満々だったのでありますが。

まさかの。
まさかのでありました。

そうなの?
いいの?
そのままでいいんだ?

なんだか。
なんだろう。
こう言ってはなんだけど、ほっとした。
勇気をもらえた、という意味では彼はほんとにスーパーヒーローだったのではないかと思う。

もちろんブリキの木こり役には負けると思うけど。
たき

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