「バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を観る。
これは、また難しい。
観るひとによって解釈が変わるお話。
大好物ではあるのですが。
理想の自分と現実の自分。
戻りたくても戻れないかつての栄光。
元妻への懺悔と、弾を装填(あきらかに舞台装置などではない)した時点で、思いました。
ああ、やはり負けるのか。
現実に理想が殺されるパターンですよね。
いいですよ。嫌いじゃないですよ。
その後はどうするんでしょう。反面教師パターンか、普通に現実を見ろなお説教パターンか。
どっちでもよいですよ。
ぜんぜん嫌いじゃないですよ。
むしろ大好物ですよ。
いつでもウェルカムですよ。
さあこい。
いつでもこいと、全方位迎撃体制満々だったのでありますが。
まさかの。
まさかのでありました。
そうなの?
いいの?
そのままでいいんだ?
なんだか。
なんだろう。
こう言ってはなんだけど、ほっとした。
勇気をもらえた、という意味では彼はほんとにスーパーヒーローだったのではないかと思う。
もちろんブリキの木こり役には負けると思うけど。