なんだか消化不良だなと感じる作品でした。物語のきっかけを与えてくれたマロリーに関しての物語はまったくもってどっちつかず,あってもいいがなくても全く困らないというシロモノでした。それでいいんかい!
現在私は闘病中で,そういう立ち位置で,“生きて還らなければ,意味が無い”という趣旨の激励だけは心に刺さりましたが。
要するに,何が言いたかったのかが分からない駄作だということです。山の描写も映画館で観るほどのこともなかったので,未見の方はDVDやBlu-rayで充分だと思いますよ。少し前に上映されていた『エベレスト3D』の圧倒的な描写力とは勝負になりません(エベレスト3Dは劇場で観て大正解でした)。