シネマドリンク

きみはいい子のシネマドリンクのレビュー・感想・評価

きみはいい子(2014年製作の映画)
3.9
🇯🇵北海道:小樽(ロケ地)

最初からなんか不穏な空気をかもし出していて、おばあちゃん、若い教師、母親、子供、みんななんか普通ではない感じ。

高齢化、虐待、学級崩壊を軸に、(自閉症、生徒の親のクレーム、教育)など様々な問題を群像劇して語る話。

◉79D点。
あっちもこっちも問題を広げすぎだと思いました。

問題を提議したんだから後は見る側の感じ方だね〜と言われている様な感覚。

しかし自然な描写は凄く、一つ一つのシーンで語られている情報量の多さは、何を伝えたいのか良くわかりました。

良かった点

高良健吾さんの演技が本当に凄い。

どこにもいそうな、ただ無難に堅い仕事だけで選んだと思われる、良くも悪くもない普通の教師が絶妙でしたね。

自分を嫌いな母親が、ママ友にされた抱擁シーンにはシビレ、また震えました。


自分メモ(ネタバレ)









普通に見えるが怖かった所(ネタバレ注意)

虐待されている子供が人前でお母さん好きと自然にやってのける怖さ◯

教師が仕事が忙しい恋人の家に遊びに行くのだが空気が読めない感じが◯

またこの生徒を保健室に呼び大人4人で囲んで、聴き取りする雰囲気。(本当の事を言える環境じゃないだろ!言ったらお前助けてくれんのか!って感じ)◯


2010年の実話の大阪2児餓死事件がモチーフ