いかえもん

記憶探偵と鍵のかかった少女のいかえもんのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

うーん…なんかなぁ、ちょっと退屈な上にオチも読める感じでしたね。

というか、こういう設定って絶対と言っていいほど、幼少期の虐待、親の不在や不仲、知り合いのおっさんによる性的虐待なんかが絡むというのがもう定番になっているし、そうじゃないなら生まれついてのサイコです、というのがパターン化しつつある。

途中、この主人公の周りがみんなえらい目に合ってるという時点で、主人公の少女がサイコだな、というのは想像がついちゃうんですよね。その上で、どう展開する?と言ったら、もうこの探偵のおじさんが嵌められるという展開以外ありえない。
さらにその上で、この物語をもっとおもしろく、かっちりしたものにするための工夫は?というと、それがないんだなぁ~。そこでの工夫がないので、最後がものすごくスッカスカになってしまって、古くなった風船から空気がぱすぅぅぅ…って抜けていくような脱力感を覚えました。
映像はきれいだったし、記憶に入り込むっていう設定はおもしろいなと思っていたので、ちょっと残念だったな。