このレビューはネタバレを含みます
思い込みを捨てても記憶に嘘をつかれたらどうしようもないじゃないか!そして、真実もイマイチはっきりしない!
ジョンと関わる中でのアナの考えは最後まで観ていて分かったけれど、アナの過去に関する感情があまり見えてこなくて全て真実味に欠けていて(物語の上では仕方ないが)その部分がスッキリしないので、なんだかもやっとした印象。
過去の出来事の真実をはっきりさせる必要は今回なかったけれど、単純に興味があるので真実が知りたい。オチは特に想像はしていなかったけれど、さほど驚きはない。ただ、皮肉だなとは思った。伏線はしっかり張られている。
鑑賞始めは記憶探偵がどこまで人の記憶に介入できるのかという点が気になり、記憶をピックアップしてくれ!というセリフには、えええ!という感じではあった。真実の記憶を自由に見ることが出来ないと記憶探偵の意味ってないのでは…!弱点ありまくりか、記憶探偵。
そして、ジョンの終盤の行動は見ていられない。少し落ち着いたら分かるだろと客観的に見ると思ってしまう行動パターン。
メトロノームの音があることで現実を完全に遮断しきれないのではと思った。
個人的には少しホラーに感じる部分も終盤あって、ドアの奥に居る人物がサッと素早く横に消えるシーンでは心臓止まった!笑
突っ込まずにはいられない物語ではあったけれど、雰囲気は好き。そして、タイッサ・ファーミガの美しさに釘付け!瞳に吸い込まれた。彼女を沢山見れただけでも満足!