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『緑の大地』に投稿された感想・評価

真珠湾攻撃(1941年)の少し後ぐらいの、日本のいわゆる“国策映画”。怖いもの見たさ・学びたさ・嗤(わら)い飛ばしたさ……イロイロ考えあって、観てみた。

二時間物だから厭な予感がちょっとしたとおりに、けっこう複雑なストーリー。でも、頭が慣れてからは、メロありの社会派ドラマとして普通感覚で楽しめた。“国策”なる語に私やっぱり構えてたんだけど、後半はあまり変なストレス受けなかった。

運河建設反対の中国人青年(ナカナカ美しい池部良さん)に感情移入しやすいが、「日中友好」を丁寧かつ官製暴力的に唱えつづける日本人技師(藤田進さん)ら建設推進の両国人もべつだん腹黒そうではなく、日本の悪徳商人一人が(コワモテではなくゆるめの)悪役を引き受けている。女性たちは、国籍には縛られずにさらにシッカリ慈しみ合おうと生活を歩む。───それぞれのそこそこのキャラ立ちが、見ていて苦しくない。
語弊あるだろうか? 全体として意外なほど“フェアな”作りに思えるのだ。(製作時期がミッドウェー海戦の前か後か知らないが)日本にはまだ日中間のある程度のフェアネスを描ける余裕があったってこと? もちろん、被侵略者からすれば「どこがフェアだ」となるだろうけど。

ラストはよくまとまっていて、気分よく私は観おえた。

ところで、悪徳商人役を不美男スタンスでこなした嵯峨善兵さんが、どうも私は苦手。原節子さんを輝かすべき複数の映画で(役柄上も、そして俳優としても)彼女の足を引っ張るっぽい変な雰囲気を出し、しかもセリフがほかの出演者と比べていつもモゴモゴ。役者というより左翼の書記長顔だし(当たってる? 笑)。
Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0
〖1940年代映画:国策映画:東宝:日本映画傑作全集〗
1942年製作で、中国の青島でロケが行われ製作された国策映画らしい⁉️
運河建設をめぐるトラブルや衝突に、恋愛も織り混ぜた作品でした。

2023年2,637本目
国策映画と見下す傾向がある様だが、ハリウッドの「海外特派員」「カサブランカ」だって国策映画じゃないか。巨匠島津保次郎監督、脚本の戦後共産党系山形雄策も、中立的にスケール感溢れる人間ドラマを構築した稀に見る傑作である。青島市を舞台に、運河建設の技師藤田進と出産し中国に不慣れな妻原節子の夫婦関係が、藤田の恩師娘入江たか子の存在に不安定化する。入江の叔父丸山定夫は青島での財界の大物で日中友好に尽力、弟江川宇礼雄は中国人を信用できず、迂闊にも株屋嵯峨善兵に事業の情報を漏らし運河反対運動が起こる。青島の製塩業を営む中国事業家汐見洋も日中友好派で、息子池部良は日本人嫌いで反対派リーダー。日本語講師で中国人に信頼され自立する入江は、藤田との経緯を正直に話し原の誤解を解き、江川は、失地挽回とばかりに嵯峨を追い詰め、藤田と共に池部を説得し運河建設が始まった。当時、本国の軍部統制経済を嫌い、大陸に活路を求めた経済人の活動が活発だった事実は驚きだ。