クッソ渋くて男臭いおっさんたちのアクションスリラー。
生きる気力を無くしたオヤジが家族のピンチのために親友と共に戦う話。
ストーリーや設定はありがちで特筆する点は無いが、フィルム・ノワールっぽい雰囲気にしっかりとしたアクションが盛り込まれている。
序盤の話が盛り上がるまでは淡々とした感じ。中盤以降は、派手な演出は多くないものの、終始なかなかに緊迫感のあるアクションシーンの連続で結構ハラハラさせられる。
ダラダラ撃ち合いみたいなアクションではなく、きちんと観客を飽きさせない工夫がされていて好感が持てる。
斬新さがあるわけではないが、堅実に丁寧に作っているという印象。
シンプルながら視聴後の余韻もあり、娯楽映画として十分に楽しめる作品だった。
是非にとまでは言わないが、見て決して損はない作品。
