ジョン大夫

パシフィック・リム アップライジングのジョン大夫のレビュー・感想・評価

3.0
単品作品として鑑賞した場合、本作品は決して駄作ではないのだと思います。
ただ前作の続編として観ると、
「3部作作品の中継ぎ映画未満の何か」
としか言いようのない内容の無さ。

終始盛り上がりに欠けるというか、滑っている。
明らかに滑っている前作鑑賞者を対象とした「前作の主要キャラクターと、そのオマージュを出したよ!ここ喜ぶところだよ!」アピール。
明らかに間違っている前作では流れる度にテンションの上がったBGMの使い所。

極め付けは【本作品の華】と言っても過言ではない、イェーガーの戦闘シーンの大幅な魅力ダウン↓

滑らかに動くロボット映画なら「アイアンマン」「トランスフォーマー」で間に合ってます!
なぜ1作目の「パシフィック・リム」に魅せられたのかと言えば、
『スピードは無いながらも、重厚かつメカメカしく、ど迫力の怪獣との近接バトルシーン』に心踊ったからです。
にも関わらず中途半端に滑らかに動くせいで、前作の魅力だったイェーガーの重厚感は消え失せ、恐らく見せ場であった複数体のイェーガーによる共同戦線も、
「別に他のイェーガーいらないよね?」状態。

こんな中途半端な物を出すくらいなら、続編など作るべきではなかったと思わざるを得ません…
ジョン大夫

ジョン大夫