Rosso

マイ・インターンのRossoのレビュー・感想・評価

マイ・インターン(2015年製作の映画)
4.5
舐めてた、本当に舐めてた。
アン・ハサウェイがロバート・デニーロ部下にするってなって、
「いやいや70歳って...笑 」って偏見抱いてたのと同じかそれ以上にこの映画を舐めてた。
ファッション高評価だと思ってた、アパレルだけに。

お話が展開が、ではなくてね、
ロバート・デニーロがこれぞ行き着くべき理想の人間の完成形なんですよ!
これだよ〜〜本当に。
自ら一歩踏み出し、自分が置かれている環境を楽しむと同時に、決して腐らず組織に何を求められてるかを踏まえた行動選択をして、それができる下準備としての知識や教養及び情報も持ち合わせ、上司や同僚の気持ちや人柄を汲み取った上で、適切な温かみのある言動を徹底する。
いやもう感服、俺はこうなりたい...!!

アン・ハサウェイも仰ってたけど、“正しい時に正しいことができる” これ意識次第で簡単に見えてまうかもやが、対人関係だと極めて難しいですよね。
よほど周りが見えていて他者理解と利他精神がないと無理なんですわ。ああデニーロ、さすがや...

兎に角デニーロ、女の子特にバリバリ働いてる娘はアン・ハサウェイにグッとくるのかと思いますけど、まあどちらにせよ人物描写とその演技力は神でしたね。

小ネタや男4人のしょうもないやり取りも普通に面白かったし、清々しいまでに良作。
多少 え? と思う展開はあるんですけどね、なんかもうその辺つつくのどうでもいいや笑

この映画には悪い人が出てこない、非現実だ!と思う気持ちも湧いてくるかもしれませんが、本当の優れた人間は周りをも感化するので悪い人すら生み出さないんですよね。
その域まで達していたと思いますよ、デニーロさま。

本当に旧作落ちしてから、とりあえず借りるか〜テンションでしかもレンタル後2週間くらい放置していた偏見塗れのワイ、審美眼なさ過ぎ定期。
Rosso

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