あきしげ

暗殺教室のあきしげのレビュー・感想・評価

暗殺教室(2015年製作の映画)
1.5
人気漫画の実写映画化は学芸会並みのギャグ。

良かった点。

・漫画原作のストーリーが分かる

悪かった点。

・そもそも実写化する意味なし
・登場人物が出オチという演出
・いらない登場人物がチラホラ
・邦画の悪い部分を絞ったカス

実写化しちゃいけないタイプの漫画。
アニメまでなら面白さが保たれます。
それを本気で実写するには壁が厚い。
よほどの才能がいないと成立しない。
今の邦画業界にそんな人材はいない。

その結果、学芸会の演技とギャグが出来上がる。
意図もしないギャグというのは一番ヤバイです。
原作はコメディ要素のある作品だったようです。
しかし、本作は全体的にギャグとしか言えない。

原作の方は残念ながら未読。
映画として普通に鑑賞する。

邦画の実写映画は10本に1本のアタリの確率。
下手をすればすべてがハズレという場合もある。
そもそも邦画自体のアタリも確率が低いのです。
その中で実写映画化に挑んだ勇気だけは認める。

明らかに嘲笑モノになるのに挑戦する。
そこで今の主流の製作委員会方式です。
これによってスポンサーは出資します。
コケてもダメージは最小限になります。
でも、痛手を食らうのは製作陣である。
特に監督は黒歴史になってしまいます。
その上で引き受けた羽住英一郎の英断。

『海猿』シリーズで知られる監督さん。
今回は職業監督として頑張ったと思う。
見事なギャグ映画を完成させてくれた。

『海猿』シリーズは未鑑賞だが観たくなりました。

内容は虚構に虚構を重ねたぶっ飛んだ設定。
それについて行けるかで感想が変わります。
学芸会並みの演技、浮いたCGという内容。
あとはジャニーズのゴリ押しが健在である。

漫画として面白いだろう。
実写化した意味が分かりません。
金儲けの道具に使われた。

大人の事情が深く絡んだ作品はつまらん。
あきしげ

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