このレビューはネタバレを含みます
ネタバレ
驚きのないスリルサスペンスからの大団円劇
一日しか記憶が持たず起床後の翌朝には全て忘却。という妙齢人妻ヒロイン:ニコール・キッドマン。
先ずその設定の映画が想起するだけで3作目という点で食傷気味。それほど題材としやすい素材なのだろうが製作側にとって何でもできる点が、視聴者側にとっては鼻白みやすい大きな要因ともなってしまう。
経過は確かにスリルサスペンスでそこそこの緊迫感は維持するも、何しろ最初から男性陣がいずれも信用ならざる雰囲気を漂わせていたので締まりを欠いていた点は否めない。
クライマックスでもあり謎解きでもある場面は最早驚きはなく、さしたる恐怖感も醸し出せなかったのも痛恨。
ただ一つの救いはラストで過去の家族との再会も含めたハッピーエンドとしたこと。
仮に全てもやもやグレー状態のまま幕引きしたならば気分が宜しくなかったであろう。
本物の医師がどういったタイミングで彼女に接触したのか?などいくつか疑問は残るが深く立ち入って何としてでも疑問を解消したいというような作品でもないかなという感じ。
総評二つ星
002008