ちぬちぃぬ

新選組始末記のちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

新選組始末記(1963年製作の映画)
3.7
芹沢鴨がクーデターにあう件と、池田屋メインの作品かと思います
最近“クーデター”つう言葉が兵庫県元副知事あたりのせいで妙な誤用?ちょっと違う使われ方…曲解・誤解を招くように使われているので
ここは“謀叛”って言うのがマッチするかな

土方歳三、近藤勇によるものですが
本作の主人公は山﨑丞(市川雷蔵氏)です
近藤勇の信奉者(´ω`)

土方先生…若い頃から天知茂氏が渋くてクール…非情だ…ひ(非情のライセンス)
近藤さんは若山富三郎氏、いかにも人望があるってのが似合う

“新撰組”を扱った作品は漫画・アニメ・小説・ドラマ・映画・ゲームなどなど
かなり沢山ありますし、どれも自由すぎる解釈だったり…娯楽作品を真実と思う勿れの代表みたい

それを踏まえて言うと 本作はとても真面目に描いているんじゃないかというのが私の感想です
〈幕末〉は歴史の大きなターニングポイントにもかかわらず……庶民が知っているのは作られたキャラとかそんなのばっかりでちょっと酷いなぁと正直思うところがありますよ ;;
勿論ちゃんとした人も沢山おられるでしょうけど
ワタクシ 大阪府民なんで…どこを見ても維新、維新って目に入ってくるんですけど
あの人達も幕末の“維新”における“新撰組”の存在を全く理解せずにマスコットキャラ作ってたのが酷すぎてゲロ吐きそうでした

【新撰組】は遊ばれすぎ〜 実在の人らやのに

あっ映画から話が逸れましたね

童歌が聴こえてきて、あっそうか ここって京都だ…って我に返る…そのくらい本作を見ていても京都らしさがないんだよなぁ
全員東日本から引っ越して来はったん?
たま〜に「◯◯どすぇ〜」みたいな人も出てくるけどw
日本列島の均等性が近代的で、本物の幕末とはやっぱりだいぶかけ離れてそう
観る人が現代人なんだからそうなるのは理解してます

侍になりたくて田舎の農家から出て来た15歳の新撰組新人の子、いい役割果たしたけど
お芝居は初々しすぎたかな(´ω`)


面白かったです✨