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しあわせはどこにあるのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

しあわせはどこにある(2014年製作の映画)
4.3
精神科医のヘクターは、美人でしっかり者の恋人クララと一緒に、ロンドンで何一つ不自由のない生活を送っていた。 しかし、毎日患者たちの不幸話を聞き続けていくうちに、自分自身の人生も価値の無い物のように思えてきてしまう。 「幸せって、なんだろう…?どこにあるんだろう?」ヘクターは答えを求めて、旅に出ることを決意する。 イギリスを旅立ち、中国からチベット、アフリカ、そしてアメリカへ。 行く先々でとんでもないハプニングに巻き込まれながらも、彼は各地で出会った幸せのヒントを手帳に書き記してゆく。 はたして旅の終わりにヘクターは愛と幸せを見つけ出すことができるのだろうか―?
患者の不幸話を聞いている中で自分が幸せか実感出来ず幸せが何かのヒントを探すために世界各地を旅するヘクターの奇妙で面白い出来事の数々(中国では銀行家のエドワードと知り合い贅沢三昧の一夜を過ごし中国の格差社会の現実を知り、中国の山で出会ったお坊さんは苦難があるから幸せがあることを教えてくれた、アフリカで会った医者仲間の手伝いの中で人を救い愛される歓びを知り、ゲリラに捕らわれ殺されかけ生きている歓びを味わったり、ロスでは機内で出会った脳腫瘍の患者に「話を聞くことは愛を示すこと」と教えられ元カノへの未練を捨てるけどクララへの不満に気づく)、ラストの脳波の測定中にクララから電話がかかってきて話している中で幸せを知るシーンはユーモラスでほっこりする名シーンでした。サイモン・ペッグとロザムンド・パイクの演技が印象的です。
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