シュールな笑いを提供していただきました。
「ラッキー」という言葉がここまで皮肉な響きに聞こえるのはなかなかない。
いやラッキーなんかですまされてたまるもんか笑
最後お爺さんが愛についてポロッと語る。
その一言が私にとっては衝撃すぎた。
ある意味自分の人生の全否定であり、同時にそれは世界の歴史の全否定であるからだ。
もしかしたら、きっと人類の歴史なんて、鼻で笑って終わってしまうものなのかもしれない。
だって、どんなに険しい顔をして悲鳴をあげていた登場人物たちの誰もを、私たち観客は完全に「傍観者」になってケラケラ笑っていたもん。
楽しかった映画だった。
ほのぼの映画なんかでは、決してない。
でも、そこがいい。
新宿ピカデリーにて