まず最初に。ディカプリオ、オスカー受賞おめでとう!
ディカプリオの演技は、いつも素晴らしい。近作では、ウルフ・オブ・ウォールストリートもギャツビーも最高だったし、ジャンゴもJ・エドガーでの演技も大好きです。ほんと、毎回上手いなぁ〜と感心しています。
さて、今作の感想です。私、実はイニャリトゥ監督の作品があまり好きではありません。
周囲でも評価の高い"バードマン"とか"バベル"についても全く魅力を感じませんでした…が、今作は良いなと思いました。
ディカプリオを始め、我らがマックスことトム・ハーディ等々のメインどころはもちろんのこと、端役に至るまで俳優陣の演技が素晴らしいし、ストーリーも常に気が抜けない緊張感のある展開で終始面白い。
演出や映像だって、もの凄い!坂本教授の音楽も良い!映画館で観て良かったなぁ〜と思える作品には違いないものの…長いッス!体感上映時間が長すぎる!!!
実際には、2時間40分だけど、3時間30分〜4時間位ある様に感じたなぁ…。
確かに、その時間の長さ自体が、ディカプリオ演じるグラスの復讐に向けた苦難の度合いを表すことに直結しているし、最終的なカタルシスのためにも必要だということは分かるのですが、単純にシーンを多く設けて長くする以外に、何か方法は無かったのかなとも思いました。
まぁ、極端な話、いきなりテロップで"◯日後"とかやったら台無しかもしれないけど、イニャリトゥ監督は、自分とディカプリオの演技力を信じて、その位やっても良かったのでは?とも思いました。