死の淵から蘇った男ヒュー・グラスの復讐劇を描く。
死を体験する事で人は強くなるっていうのは昔から映画でよくある話なわけで。
有名なのだと『マトリックス』のネオ、ちょっと前だと『ローン・レンジャー』のジョン。まぁ映画だからと大して驚きもしないわけですが、今作においては実話に基づくお話なわけでして‥‥大変驚いております。
そこで超自然的なパワーを得るわけでもなく(回復スピードは常人のそれを遥かに凌駕している)蘇ったはいいが、自然界の厳しさがグラスに降りかかる。
ベア・グリルス顔負けのサバイバルスキルもさる事ながら、復讐に取り憑かれた男の生き様と自然の雄大さに唯々圧倒される映像体験でした。
強いて不満を言うなら、長尺である事ですかね。ストーリー自体は単純なわけでして2時間半という長時間の映画にする必要があったのかと思います。
ただ、じっくりと大自然を味わうにはこのくらいの時間が丁度いいという方もいると思いますし、そこは好みの問題かなと。
これ、絶対撮影現場過酷な奴ですよね笑。
製作陣とディカプリオの執念を感じる一作でした。