かもめ

レヴェナント:蘇えりし者のかもめのネタバレレビュー・内容・結末

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

やっと観れた…
映画館で観ようと思っていて観られず、DVD借りて2度目でようやく鑑賞。

雑でストレートなあらすじをば。

* * * * * *

雇われて毛皮の狩猟をしていた男達が、その原住民アリカラ族に襲われて、半分以上も仲間を失う。
彼らから逃れるために当初のルートから外れることになるが、ここで土地勘を働かせ、本領発揮するのがレオ様ことグラス。
彼は奥さんがポーニー族で、その間に混血の息子、ホークがいる。しかし、集落を襲われて、既に奥さんは亡くなっていた…

迂回を余儀なくされている途中で、グラスは熊に襲われ、瀕死の重症。
道がわかるのは彼しかいないので、担架に乗せながら移動するも、いよいよ手詰まりに。
息の根を止めてやろう…と隊長は銃口を向けるも、断念。
ホーク、若手のブレジャー、目の敵にされているフィッツジェラルドが、最期を見届けると約束し、グラスとともにそこへ留まる。

だが、しびれをきらしたフィッツジェラルドは、もう置いていきたくてしょうがない。邪魔だし、自分も襲われるかもだし、金欲しいし。
てなわけで、約束を破って殺そうとするも、ホークが必死に止める。その勢いで、ホークは殺されてしまう。為す術のないグラスの目の前で…
水汲みから帰ったブレジャーを騙して、フィッツジェラルドはグラスを置き去りに。どうせそのまま死ぬのだからと。

しかし、息子を殺された執念が、グラスを再び立ち上がらせる。
フィッツジェラルドへの復讐だけを胸に、様々な困難を乗り越えていく。

妻と同じポーニー族の男と行動をともにするところは、馬で一緒に移動したり、雪を舌で感じたり、蒸し風呂を作ってくれたりと、やっと仲間ができたと安堵すら覚え、この壮絶な映画のなかでも心の休まるシーンではあったが、その顛末が本当に悲しかった。

そのあと、また別の民族と思われる女性を助けつつ、馬に乗り移動。
追っ手を振り切りながら、ブリジャーが置いていった水筒を落としてしまい、そのまま崖下へ…

意識を取り戻し、馬で暖をとり()、再び移動を続けるグラス。
すると、助けを求めてきた男が持っていたブリジャーの水筒を見て、ホークが生きていると思い捜索に来た仲間達と出会い、保護される。
と同時に、ブリジャーは捕らえられ、隊長はグラスに話を聞く。
既にフィッツジェラルドは逃亡。

翌朝、隊長とグラスはフィッツジェラルドを追う。
手分けをして捜索していると、隊長とフィッツジェラルドが一騎討ちに。隊長は射殺される。
グラスは何故隊長の遺体も持ってったのかなー、やっぱ恩義があるからかなー、と思ったら…死体を囮に、フィッツジェラルドをおびきよせる作戦!!!
雪山を転げ落ちた二人は、接近戦になだれこむ!痛い!指が!痛いよ!!
フィッツジェラルドを絞め殺そうとしたグラス。
しかし…
「楽しめよ、グラス。俺を殺しても息子は帰ってこないぜ、ベイビー。」
みたいなことを言われて、グラスよ我に返ってしまうのか…?(←何故残念がってるのか)と、思いきや。
「復讐は神に委ねよう」
そのままずるずるっと川に流した先に、あの残虐かつこうなってしまった諸悪の根元wでもある、アリカラ族が。
遠くから聞こえる悲鳴。ぐさぐさっ、と。

そして、彼らは川を越えてグラスに近づいてくる。グラスは諦めてしまったのか?大丈夫なのか…?と思っていたら、二番目のお馬さんに乗る女性。それは、グラスが助けた女性であり、アリカラ族が探していた人物であった…

彼らに見逃されたグラスは、再び立ち上がり、歩き出す。
そしてその先に、亡き妻が微笑んでいた…

* * * * * *

ここまであらすじを書ききれたのは初めてかもしれない。笑
私はあまり不可解に思わずするりと全編を観てしまいましたが、ネットで調べてみると、もっと奥深い歴史があったり、監督の思いがあったり、原作や史実との違いもあったり、ということで、もう一度観ても楽しめそうです。…が、長い。笑

またネットで読んだことなど、興味深いことがあれば追記しようと思いますが、今回は自分の記録用として、ここまでで。
かもめ

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