トカゲロウ

パージ:アナーキーのトカゲロウのレビュー・感想・評価

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)
3.5
「1年間のうちに12時間だけ殺人が容認される」設定を引き継いだ「パージ」の続編です。
前作を観ずにこちらから入っても良いかと。
前作に比べて面白かったです。
というよりも、こちらの方が設定を王道に映し出していて、初代の貫禄があります(笑)
前作では家に侵入される恐怖に重点を置いていましたが、今作では群像劇に社会的な面と個人的な面を擦り合わせたサバイバル物となっています。

しかしながら、相変わらずの脚本の粗さもあります。
登場人物の一人が有能過ぎて、他の登場人物に苛つく仕様になっています。
こういう展開は良くありますよねー、嫌いではありません!
「えーい!この人の言うこと聞いて黙れよ!!」と画面に向かってプンスカ怒っていましたι(`ロ´)ノ
また、富裕層への批判もあるんですが、これまたツッコミ所満載の遊び内容。
ここまでくると、わざと粗さを出してツッコミ待ちなのかと勘繰りたくなります(°▽°)

ラストの締め方はお約束で好きですね。
またもや、警備態勢がユルユルで笑いましたが(笑)

この作品の面白さを例えるなら、夜のコンビニで立ち読みした漫画がちょっと面白かったみたいな感じです。
朝起きたら忘れているだろうけど、読んでいる最中は夢中になっている。
そんな感じなので、気軽に観れば良いのでしょう( ´∀`)

個人的には、パージのコメディ化を期待しています。
エクスペンダブルズを投入して「汚物は消毒だー!!」を是非やってほしい!
この監督さんそういうの嫌いそうだけどね。
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