もちーり

沈黙ーサイレンスーのもちーりのネタバレレビュー・内容・結末

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2時間半以上もあるので、見るのに少し構えたが、退屈することなく最後まで集中して見れた

これはキリスト教布教を語った物語というよりシンプルに『信仰』というものを芸術的に語った作品だった。
信じる者たちの内面を美しく描いている。

結局のところ、キチジローもパードレも個人の信仰を捨てられず、自分をキリストと重ねたパードレも、最後にはユダを重ねていたキチジローと同じだったことに気づく。

変わらない本質というものは存在せず、善悪も立場と捉え方次第で変わるということだ。真の正解などない。
広い視点を持ってそれを知ることが大事なことだろう。
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