沈黙ーサイレンスーのなののレビュー・感想・評価

「信仰とは何か」と言うようなテーマの本作は、宗教というものに少しでも触れて生きているとより深いものになる。

正直、役人達も鑑賞している人も、踏み絵を「たかだか形式的なもの」と思っている。
しかし、最後まで見終わったときにその行為とその沈黙の尊さを思い知ることになる。

決して派手な映画ではないし、暴力的なシーンは見る人を選ぶ。
ただ、この映画が問うテーマは見終えた人に考えさせ、深い余韻を残すものだと思う。