なの

亜人のなののレビュー・感想・評価

亜人(2017年製作の映画)
3.5
原作は8巻まで読んだ状態で鑑賞。

アクションシーンは圧巻の一言。
「死んでも復活する」という亜人の特徴をうまく利用した戦術が見ていて痛快で、
IBM(亜人の出す黒い幽霊のこと)のCGも違和感がない。
役者陣のキレのある動きも相まって、原作の描写以上に迫力あるものになっていると思う。

ただ一方で、尺の都合上で描ききれていなかったり省かれているところのせいで雑に感じてしまう場面も目立つ。
「何でそこでそうしないの?」と感じることが多々あり、アクション以外がイマイチ頭に入って来なかった。

鑑賞後に原作を再読したところ、
疑問に思ったところはおおむね説明があったので、アクションだけでなく人間ドラマのほうにももう少し力を入れて欲しかったなと思った。

ちなみに今回のMVPは綾野剛。
芝居がかった喋りでサイコパスなキャラを演じており、
かっこよさとお茶目さがあって最高でした。
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