ランボーでありたい

ホーンズ 容疑者と告白の角のランボーでありたいのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

<犯人のネタバレしてます>
レンタルBDで初見
あなたの秘めた”不”の感情、全部オイラにゃ筒抜けよ。これが悪魔のたしなみさ。争い眺めてあ~楽しい。
監督はアレクサンドル・アジャ。原作はS.キングの息子ジョー・ヒルの「Horns」。出演にダニエル・ラドクリフ、ジュノー・テンプルなど
<あらすじ省略>
何だこれ??ジャンル分けが非常に難しい上に、なんとも掴み所のない作品ですね。基本はフーダニット系のホラーミステリー。そこにコメディ要素も入れつつ、ダーク・ファンタジー風味で味付けしたって感じでいいんでしょうか?あっ!あとラブロマンスもか・・。なんだか設定がとっ散らかってますねぇ。原作は未読ですし作者ジョー・ヒルの事は全く知りませんが、『さすがキングの息子』って感じ。
アレクサンドル・アジャの前作は「ピラニア3D」。あのアンポンタンな痛快作から一変してコレだからちょっとびっくりです。一体何があったんだ??
大声罵倒合戦は愉快でしたが、キャラクターの倫理感等でのれない箇所もあり、本作はいまいちピンとこなかったです。(悪魔を題材にした映画で倫理感が~とか言う事ほどアホらしい事はないのだけれど)しばらく見返すことはないかな。

役者について
ダニエル・ラドクリフ。本作で彼の話題は避けられません。これが彼にとって初のダーティな役なんじゃないですかね?やはりポッターのイメージは拭えませんが、なかなか堂に入ってて様になってる気がします。立派な胸毛をたくわえ、もうすっかり大人の色気。でもいかんせん声がなぁ勿体無いだよなぁ。

「トランストリップ」を見て大ファンになったジュノー・テンプル。今回は結構まともなキャラだったなぁ。エキセントリックな演技以外もキュートでいいですね。田舎っぺな顔もいい。おっぱい&尻あり。

「アートスクール・コンフィデンシャル」や「ソーシャル・ネットワーク」で印象的な草食男子役を演じていたデヴィッド・モース。本作でも優しい雰囲気の好青年として登場。と思いきや欲望むき出しの悪役。う~んコイツが犯人か~。ど~も小物感が強くてなぁ・・。やっつけてもあんまりスカッとしなかったっす。ポッター達はあの世で仲良くやってるみたいだしどうでもいいか。

アジャの次回作「The 9th Life of Louis Drax」は件のデイヴィッド・モースが脚本を書いたスリラーみたいなのでそちらがどうなってるのか気になるところ。向こうの俳優さんは監督やったり、脚本やったり多才ですね。

*「コブラ」実写化はほんとにやるんでしょうか?レディは実写化したら超絶かっこいいはずですよね。見たいなぁ。