非常に抽象的な映画でした。
特にキャラクターの説明もなくストーリーすら定まっていない感じ。
ただそれぞれが進んでいく。
空白が多い作品ってあるけど本作はほぼ空白な気すらしました。
俳優陣が豪華すぎて見るの決めたから期待したかったけど評価見てハードルは下げて鑑賞した。
感想としては見ている人によってというのは勿論その時の気持ちによっても感じ方変わるんだろうなって思った。
少し長くも感じたけどそんなに嫌いじゃなかったです。
幸せな2人のシーンがたくさんある。
愛し合うシーンもたくさんある。
色んな日常が流れたり色んな音楽が流れたり色んな組み合わせの2人が抱き合ったり。
でも何かどこにも焦点当ててない気がした。
映像に意味ないんじゃないかとすら思った。
でも心の声として流れるセリフが異様に人間っぽい。
人間ってこんな感じだよなって。
ないものねだりだし自分が何者か分からなくなるし何がしたいのかも分からないしそれが見つかるまで欲望のままただ生きる。
全然綺麗なもんじゃないけどそんなもん。
普段生活してて時々感じる幸せなはずなのに何故か知らぬ間に生まれている虚無感みたいなものが本作から伝わってきました。
それはすごく抽象的で説明は愚か言葉にもできません。
そんな自分でも分からない自分の気持ちみたいなやつを再認識できる映画だと僕は思いました。
にしてもやっぱり演者がすごいよね。
ルーニーとマイケルのラブシーンを見ながらホアキンとアリシアを想像するなど気持ち悪いことしちゃいました。
ルーニーマーラ相変わらずキュートすぎます。
軽そうな体を持ち上げたい!ってなる。
マイケルも色気あるおじさまで好きだ。
今回は『シェイム』に少し似ていたね。
そしてライアンはやっぱりホットです。
ナタリーとケイトも美しい。
途中『キャロル』始まるのかとビックリしました。
このメンバーで他の作品も見たい。