おたしん

フェイブルマンズのおたしんのネタバレレビュー・内容・結末

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

スピルバーグ監督の半自叙伝という情報だけ知っての鑑賞。
思ってたのとは違ったけど誰もが知る映画監督の人生を見ることができて良かったです。
どの部分が実話だったり脚色してんのか分かんないけど子供の時から才能溢れてんな。

トイレットペーパーのミイラもケチャップの血が出る歯医者もさすが。
すでに才能感じちゃう。

色々な撮影方法のアイデアとかも拍手。
ボーイスカウト時代のミニムービーももうすごいし。
やっぱ熱量が違うよね。
本当に好きなんだなって思うもんな。
パパの「実際の生活に役立つものを…」みたいなセリフちょっと良くないね。
情熱あれば何でもええねん。

もちろんサミーの人生がメインだけどわりと母親の話も多め。
てか何でか分からんけど両親あんまり好きになれなかったわ。
子供のためもあって仕事を頑張るパパも愛情を注ごうとするママも理解できるんだけどちょっと違和感あったな。

今までたくさん映画見てきたけど撮影したフィルムから不倫を察するシーン初めて見た。
映画に関する映画でもあり主人公が熱中してるものだからこそ結構キツいシーンに感じて印象に残ってます。
そのときのサミーは見てるのもつらかった。

その映像見せんのもすごいな。
そりゃママはヒステリックにもなるわな。
浮気とか不倫とか映画には腐るほど出てくるのに今回のはなんか嫌な感じだった。
ベニーの存在がサミーにはどう映ってたか分かんないけどカメラくれたところは人生の重要ポイントにもなってそう。

引越し先ではウザい男子生徒たちがいてイライラ。
オラオラしてる奴が岸くんにしか見えなくて笑ったw
サミーいい奴だからシンプルに守ってあげたくなったわ。
でもローガンは悔しいけどマジでイケメン。
そんで友情の芽生え方おもろかった。
最初何に対してキレてんのか分かんなすぎたけど泣いてんの可愛いし推せるわ。
大麻からの中指が意外とエモかった。

150分あったけど飽き飽きはせずに見れたので楽しめたとは思うんだけどテンポ感が苦手すぎました。
スッキリしないというかモヤモヤするテンポだったのよね個人的に。
内容というより進み方が多分合わない。
家帰ったら急に猿いるのとか意味わかんなすぎてw

でもラストがズルい。
デヴィッドリンチ監督w
キャストに記載あったけど登場ここか。
貫禄すごいな。
地平線の話は忘れないね。
からのその部分を気をつけましたって感じのラストカットはクスッとできるし良かった!


サミー役の俳優くん演技うまい!
やりすぎ感なくて自然だったし。
あと普通にかっこいい。笑

てかミシェルウィリアムズ老けたな。
ヒステリックなシーンちょっとリアルで怖いw
髪型も相まってか強めのキャラだったな。

そしてちゃんとした役のセスローゲン久々に見たわ。笑
おたしん

おたしん