まさなつ

肖像のまさなつのレビュー・感想・評価

肖像(1948年製作の映画)
3.7
監督:木下恵介、脚本:黒澤明という夢の組み合わせ!

普通、タイトルロールの最後は監督の名前のみが出るものだけど、この映画では、二人の名前が最後に並んで出た。敬意を表してるのかな?それだけで感無量^_^

不動産のブローカーの男とその妾の若い女。買い上げた家に事前に住んでる住人を追い出すために二階に住むことになり、、。

不良な妾の女が、一階に住む一家からお嬢さんと呼ばれることで、徐々に感化されていくという、皮肉めいた話。

この一家がとにかく呑気で平和的で、その言動が二階の二人とは対象的で面白い。家の一階と二階を上手く使って対比しているのは「パラサイト 」的。

二大監督の作品にしては小品ですが、山椒がピリッと効いてました^_^

このシーン、俺だったらこう演出した、、って黒澤さんが言って木下さんが反省したとか?二人でどんな話をしたのか、そっちの方が興味深いです。
まさなつ

まさなつ