監督 木下恵介、脚本 黒澤明という同じ年(1943)にデビューし、かなり長いことライバル視されたふたりが唯一組んだ映画。ずっとあと「四騎の会」で市川崑・小林正樹と組んだが、はかばかしい成果をあげられ…
>>続きを読む「何もやってみもしないで、何もかもだめだって決めてかかってた気がするわ。」
お嬢さんと妾
木下恵介と黒澤明…!
清く正しく生きることの難しさとか絵描きに見透かされることに怯えている主人公が、今の…
貧しくとも善良な画家一家と、彼らを追い出すために同居することになった不動産ブローカーと若い妾が登場人物。
裏事情を知らない家族は2人を父娘とし、女を「お嬢さん」扱いしてくれる。女は贅沢したさに妾業を…
とても良かった。監督木下恵介、脚本黒澤明。内容は地味なものではあるんだけど。
主人公は妾の女。家屋売買する旦那と妾の女は、老画家一家のアトリエに越してくる。絵描きのモデルになったり、その老画家の若…
黒澤が脚本で木下恵介が監督の作品なんて良いに決まってる。下に住む家族の若いカップルが夜中爽やかに踊る姿を見て、妾として生きる自分が嫌になるミドリの沈んだ表情を捉えたショットが最高。寝転んで大股開いて…
>>続きを読む商売と、関係の無い、作品造りをしたい絵描きと、生きてくために、おじさんの、妾となった少女、『ミドリ』。金に関係無い生き方と、金のための生き方。正反対な、生き方をした者が、絵描きと、モデルという、『肖…
>>続きを読む監督が木下恵介さんで脚本が黒澤明さんという強強タッグ。猫。「お嬢さん」。タバコ。鈴のついたスリッパ。肖像画のモデル。着物。自分の本当の姿。同世代カップルとの対比。表情から伝わるもどかしさと焦りに似た…
>>続きを読む監督:木下惠介、脚本:黒澤明。最強と最強のタッグで作られた傑作ヒューマンドラマ。てか、黒澤の脚本が凄過ぎるわ。後年の「生きる」にも通じるけど、人間の業も愛おしさも詰め込まれたストーリー。良い話ですよ…
>>続きを読む黒澤明脚本、木下恵介監督という夢のコラボ。戦後3年、自由が丘のアトリエ付き住宅から画家一家を立ち退かすのを企み、間借りした不動産ブローカーとその妾ミドリ。純朴な家族と共に暮らし、画家のモデルになるこ…
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