エルドレッド

チャイルド44 森に消えた子供たちのエルドレッドのレビュー・感想・評価

3.0
やっぱトムハかっこイイよねぇ。
何かのDVDに入ってた予告もチョーカッケーって感じだったし
せめて正月休みくらいまともなサスペンス観たいよねぇて感じでの鑑賞。

キャストは豪華!
主演は説明不要!トムハ。
その妻役に「ミレニアム」シリーズのノオミ姉さん。
ド田舎将軍役はユマサーマンの元旦那。ゲイリーオールドマン
いつまでも2線級な臭いしかしない「ロボコップ」は黒歴史?なジョエルキナマンはトムハの元部下役。
秘密警察での上司役は「アレックス」で立派なイチモツを披露したヴァンサンカッセル。
と言う布陣。

舞台はスターリン政権下の旧ソ連。
「楽園に殺人は存在しない」とお偉いさんが言ってらっしゃるので、連続殺人されてるチャイルドたちは事故死扱いで犯人野放し状態。
そこで同僚の子供も犠牲になったって事で、トムハ演じるレオ様が。

えー
レオ様はですね。元戦争孤児で軍人に運良くもらわれ育ちまして、前戦争でも英雄扱いされました。まさに「英雄孤児」ポリスストーリーです。
そんな英雄孤児レオ様は戦争後も、秘密警察の捜査官としても出世街道まっしぐらなんです。レオ様なんで言ってみれば「刑事(デカ)プリオ」みたいなもんです。

とにかく、そのプリオが「殺人事件でっせ!これは!」って言ったもんだから
ヴァンさん演じる上司が「馬鹿もん!殺人なんてないんだよっ!このパラダイスには!余計な事調べんじゃねー!」って感じで言うもんだから

レオ様を疎ましく思ってた部下である「ロボコップ」キナマン演じるキナコップのインモ…いや陰謀で妻であるノオミネーサンにスパイ容疑がかけられド田舎に左遷されます。
が、そのドの付く田舎でもチャイルド達が殺られちゃう事件が起こりレオ様が事件捜査に本腰を入れちゃうぞって事なんですが…。

まぁとにかく脚本や構成が雑なのか何なのか何かと説明不足で解りにくい。
コレ伏線なの?て考えちゃう所もなんでもなかったり。
嫁が元部下に拉致られた後に何をされてたのかとか。
嫁のスパイ容疑とかもスパっと「違いますよ」と解りやすくしてくれれば良かったカナと。
自分は終盤の方までスパイなの?って疑ってしまいましたよ。

ストーリー展開は連続殺人の犯人探しと
なんやかんやで元同僚に追われる展開の二本仕立て。
最終的に一つに重なると言うアレなのかな?と思ったけど
基本的に別モンなのがちょっと残念。
二兎を追う者は一兎を得ずで、どちらもちょっと中途半端感もある。


最終的にせっかく見つけた連続殺人犯とか雑に扱い過ぎですなぁ。

んで、
最後のキナマンは「ロボコップ」だけにモスクワから空飛んで来たの?
瞬間移動?

トムハかっこイイんだけど何か自分が求めてたトムハとちょっと違うなぁって感じ。
自分的にはですよ。

トムハのかっこよさだけ求めるだけなら観る価値はアリです。

序盤とラストだけ良かった。