このレビューはネタバレを含みます
「今日はひとりで帰りたくない(I Don't Want to Go Back Alone)」このフレーズが、もうね。
全てを表していて甘酸っぱくてたまらないの。
産まれながらの全盲。理不尽な目に会うことも有る。でも愛情をたっぷり受けて育っていて、臆することも無く生きている。
何たって、信頼できる親友がいるし。
思春期の悩みが、親の過干渉や、友情や、恋って言うのは、同じね。性別国籍身体特徴問わずに。
あぁ、ここで、相手の表情が見えたらね‥と、もどかしくは思う。相手もきっとそうだろうね。
目で、情報を得る事が出来ない分、言葉にしないといけないんだけど、とてつもなく言葉にし難い事柄。
ただでさえそうなのに。彼には特に。
親友がいて、恋を知って。中々に充実した羨ましい青春ですよ。