ファン・ジョンミンが主演した『生き残るための3つの取引』(2010)、『新しき世界』(2013)などの助監督ハン・ドンウクの監督デビュー作。
ファン・ジョンミン自らこの企画の監督をドンウンにオファーしたという。『新しき世界』の撮影監督や照明スタッフなどが名助監督の監督昇進作に協力し、韓国で動員197万人を記録するヒットとなった。
2021年には台湾でロイ・チウ主演によるリメイク『君が最後の初恋』が製作された。
高利貸しの取立てをしているテイルは、一見粗野で乱暴者だが、実は情に厚いお人よしな一面を併せ持っていた。ある日、昏睡状態に陥った男性の借金をその娘で銀行員のホジョに肩代わりさせたテイルだったが、その娘に一目惚れしてしまう。何とか彼女に気に入られたいテイルは、借金を帳消しにする代わり、自分と1日1時間、何度かデートする契約を結ぶ。初めは横暴なテイルに拒絶反応を示していたホジョンだったが、次第にテイルに心を開いていく。やがてホジョンに高利貸しから足を洗って欲しいといわれたテイルは仕事を辞めることを決意するのだが…。
